種類

様々な具材を使ったキムチがあり、その数は200種類以上あると言われている。
ペチュギムチ(배추김치)
白菜のキムチ。単に「キムチ」と称した際はこの白菜キムチを指すことが多い。19世紀に中国で新品種の白菜が輸入され一般的になった、比較的新しいキムチ。
オイギムチ(오이김치)
胡瓜のキムチ。オイソバキ、オイキムチとも。
カクトゥギ(깍두기)
大根のキムチ。カクテキとも。大根をさいの目に切って作る。
チョンガクキムチ(총각김치)
チョンガク大根(小型の大根)のキムチ。
ポサムキムチ(보쌈김치)
開城地方の名物。生のイカやカキなどを白菜の葉で包んで漬ける。保存がきかないため二、三日で食べきらなくてはいけない。ポッサムキムチとも。
ヤンベチュキムチ(양배추김치)
キャベツ(양(洋)배추、洋白菜の意)のキムチ。白菜が手に入りにくいヨーロッパなどへ移住した朝鮮系住民によってよく作られていた。
ムルギムチ(물김치、水キムチ)
唐辛子とニンニクを使わない、汁気の多い白いキムチ。汁ごと食べる。ムルギムチの汁は冷麺の汁には欠かせない。
地域によりキムチの種類も異なり、北に行くほど薄味に、辛さも控えめになる傾向にある。朝鮮半島北部のキムチは汁気が多く、野菜の素材の味を生かしたものであるのに対し、ヴィトンモノグラム 南部のキムチは唐辛子が多くなり汁気は少ない。この理由として気温が高い南部では亜熱帯性の作物である唐辛子の生産に適していたこと、また同時に豊富に獲れた魚介類を積極的に用いたため臭み消しや保存性を高める目的から唐辛子や塩を多く用いる必要があったことが挙げられる。
また離乳食用に薄味のペースト状になった「赤ちゃんキムチ」や辛さを抑えた「子どもキムチ」も韓国では販売されている。

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